
木造密集地で建築を考える。
敷地は全国で火災危険度が1位である品川区豊町。木密中の木密である。ここでは、不法に乱立された木造住宅が永延と広がり続けている。その一方で、商店などは廃れ、住宅も建て変わりのサイクルを迎え、まちの中は役割を失ったような似たアパートが建ち始めている。
ここに帯のような建築を挿入する。帯状の建築は、防火壁の役割を果たすとともに、広がり続ける住宅地に新たな機能と風景を与え、街を再生させる。例えば、商店街として、オフィスとして、通路として、公園として、道として。時には上を歩くこともできるかもしれない。この建築は、各地区、各都市に形を変えながら挿入され、ひそかに、人々の生活に寄り添うものとなる。



