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2011年前期小嶋一浩課題スタジオ M2 高藤千尋

[2011.12.01]



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みちの市場

〔 市場×トラム 〕横浜市中央卸売市場の建替え計画。本計画にあたり、トラムという新しいモビリティの導入を想定した。トラムにより、横浜の海岸部に広がる文化施設のネットワークをつくり、市場もそのひとつとして計画する。現状、周りに対して閉じているこの市場を、横浜の食の文化拠点として横浜を利用する人たちに開放する。市場の機能を果たしつつ、一般の人も利用するトラムや、自由な歩行者動線が入り込むことで、敷地内に駅前広場のにぎわいと、市場のにぎわいを同時に生み出す。
〔 トラム、車、人、3つの動線計画 〕配送車、人、商品、市場の様々な流れは、トラムを通すことによって変化する。まずトラム、人、車からなる、異なるスピードを持った立体的な動線のループをつくりあげた。広大な市場の中に50~100m間隔で出現する交差点はルートの選択性を与え、異なるプログラムの結節点となる。ヴォリュームを帯びたループ、ヴォイドを帯びたループをデザインすることで、交差点がさまざまな表情をもつ。ループを通るとシーンが切り替わるという断面的な変化をもたらし、スラブが積層する広大な建築の中に、下部にまで光を届ける大きな吹き抜けを獲得する。
様々な交通やインフラが入り込み、ゆるやかなスロープで構成される、地形的でとても巨大な、ひとつの都市のような建築の提案。



takato-2.jpgのサムネール画像takato-3.jpgのサムネール画像建築の構成
〔ループ〕両端をGLにつける事で、ループのみで水平力に耐え、自重を支える為だけの、とても細い柱の構成となる。
〔フラットスラブ と くみ柱〕ループの間に入る、広大なフラットスラブに50mピッチでくみ柱を配置することで水平力に耐え、その間に10m間隔で垂直荷重を支えるための細い柱を配置する。
結果、両方に存在する直径20cmの細い柱が無数に広がる、森のような内部空間では、スラブの広がりや斜面が強調され、より内部の流れを感じる空間が生まれる。takato-4.jpgのサムネール画像のサムネール画像